中年リーマンの健康ブログ

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この時期は特に注意!黄砂やPM2.5が及ぼす危険な症状3つとは?

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こんにちは。

 

先週は風に乗って黄砂が日本にやってきました。
嫌な季節ですね…
お天気がいいのに洗濯物が砂まみれ。洗車してもフロントガラスは泥まみれ。
もちろん被害を受けるのは洗濯物だけではありませんよね。我々の健康にもかなりのダメージです。
今注意が必要な黄砂と、今後も飛んでくると思われるPM2.5を紐解いていきましょう。

 

そもそも黄砂とは?

黄砂とは東アジア砂漠やゴビ砂漠、タクラマカン砂漠の砂が舞い上がって風に乗り飛んでくることの総称。

日本が春の時期の2月~5月ぐらいに吹く偏西風に乗って砂漠の砂が運ばれてきます。
この時期の風は乾燥して強く吹くため砂は巻き上げられるような感じです。
天気の良い校庭を風が吹き抜けた時、砂埃が舞いますよね。
あの感じです。それのスケールが大きくなった状態を黄砂とよんでいます。
当然、砂埃なので砂まみれになります。
ひどいときは黄褐色に煙ったようになるそうです。
日本に飛来するピークは次のとおりです。

  • 4月・・・平均9日程度
  • 5月・・・平均6~9日
  • 6月・・・平均4.1日程度

夏の時期7月8月9月は黄砂飛来が極端に少ないです。乾燥していない時期だからかもしれませんね。
この黄砂は北米やグリーンランドまで飛んでいっているようです。

実は黄砂の飛来は春だけではなく、秋や冬にもやってきています。
よくニュースを確認し、特に風の強い時はご注意下さいね。

 

PM2.5とは?

大きさが2.5マイクロメートルの粒子状の物質です。
中国の工場地帯から出されて…とニュースで聞きますね。

工場から出される色々な化学物質で有害な物で昔日本も公害だった喘息の原因です。

工場で出される化学物質には色々ありますが、体に影響のある化学物質のほとんどが2.5マイクロメートルでそれをひとくくりに言ったのがPM2.5というわけです。


この言い方も大気汚染物質の専門用語みたいですよ。


昔の日本、1960年代に大気汚染があったときは今の中国だったってこと!?
...そう考えるとかなり恐ろしいです。

今の日本では考えられないほど空気はきれいになりました。
公害が起こって国が環境整備に力を入れたおかげで生まれ変わったということです

中国も日本のように環境整備に力を入れてほしいですね。

 

黄砂&PM2.5の健康被害に注意!!

中国のPM2.5の物質は単独で日本には入ってこられません。
何と一緒に入ってくるのか…そう!黄砂です。

黄砂の原因になる砂漠はモンゴルのゴビ砂漠と中国の一番に西の端にあるタクラマカン砂漠から中国を横断して日本にやってきます。
やってくる時に黄砂より粒子の細かいPM2.5が付着してそのまま日本に降下してくるんです。

黄砂が手荷物ぶら下げて日本に旅行に来ているんですね。
その手荷物は検査でも引っかからず、スルーで入国してきてしまいます。
かなり迷惑…。

この黄砂とPM2.5のカップルは私たちに様々な健康被害をもたらしてくれます。

昔から黄砂は飛来してきていましたが、最近の中国の工場地帯からの化学物質で呼吸器系の疾患が増えてきました。

特に顕著なのは気管支炎や気管支喘息が悪化する事例が報告されています。
慢性気管支炎の人が黄砂を吸い込み入院するという事も起きています。

特に注意の必要な人はお年寄りや子供です。
気管支が弱くなっていたり、発達が未熟な子供は黄砂の影響をモロに受けてしまいます。

黄砂が飛来すると花粉症やアトピーなども悪化しやすいと言われています。

福岡県の国立福岡病院アレルギー科の岸川先生が受診者3000人にアンケートを取りました。
黄砂が飛来して自分の症状に影響が出たと答えた人は20%もいたそうです。
その中で花粉症や鼻炎が悪化した人は70%、喘息が起こる人は30%だったそうです。

皆さんに受診理由を聞いた所、ほとんどの人が「咳が出る」ため来院したようです。

特にアレルギーがある人の反応が強く出る傾向にあるので注意が必要です。
アレルギーがない人も以下の症状が出ます。
鼻水、鼻詰まり、喉が痛い、喉がいがらっぽい、咳、目の違和感などがあります。

アトピーもひどくなる傾向があるので辛い場合は受診してくださいね。

 

まとめてみますと...

  • 気管支炎&喘息の悪化
  • 花粉症やアトピーの悪化
  • 鼻や目、喉への違和感

 

ちなみに残念ながら黄砂やPM2.5は市販のマスクでは完全に防ぐことは出来ません。

どうしても...という程の用事ではない場合には、出来るだけ外出を控えることが一番の対策と言えるかもしれませんね。

 

 

さいごに

昔からよく聞く黄砂も最近では怖い存在になってしまいましたが、必要以上に怖がらなくてもいいんですよ。
今までのデータでも黄砂の飛来は長くて9日間。
黄砂が過ぎると健康被害も落ち着くそうです。
目もゴロゴロする方は花粉対策用メガネも効果的。
黄砂が降ってきそうなときは出来るだけ外には出ないようにしたり、外から帰ってきたら、うがいをしっかりして下さい。
お子さんに口が酸っぱく言うように我々もしっかりうがい手洗い、ついでに顔も洗うように心がけましょう。
そうして毎日を過ごすうちに、いつの間にか黄砂の時期が過ぎていくでしょう。
頑張って黄砂を乗り越えていきましょうね!

 

本日も最後までブログを読んで頂き、ありがとうございました。